前口上
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鼻息男って?
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スイカ。
それは紅い宝石。 大きめの宝石。 時期はずれな話題ですが、 日本の夏をサヴァイヴするためには、スイカです。 淡雪のごときその甘さ。 鼻息男はスイカが大好きですが、 いつも感じていることがあります。 スイカはスイカとして喰らえよ、ってな彼らの意気地です。 リンゴ、桃、バナナ、ミカン、メロン、葡萄など、 他の果物は多くが果汁としても楽しめるのに、 スイカはそれをゆるしてはくれない。 スイカ味のカルピスとか…遠慮したいです。 スイカはスイカとして食べて欲しい。 このまんまのあっしを受け容れてくれるか、 そういう、任侠な雰囲気を感じるわけです。 いつでしたか、奈良で柿を栽培している農家の人と話したことがありました。 樹が10m位で一本一本が大きいので、 梨みたいに防虫袋掛けもできないし、 剪定などの作業もキツいとか。 みかんや梨、リンゴと比べても、 柿の栽培は相当に難しいと知りました。 そこで彼が、 「柿ワインを実験的に作ったがあまり感心しなかった」 って言ったので、鼻息男はスイカの任侠を思い出して、 柿とスイカは似てるって言ってみたわけです。 彼はひとしきり感心した後、ボソッとこう言いました。 友達がスイカ農家で、顔を合わせれば必ず愚痴になる理由が初めてわかった。 柿が地面のスイカに向かって「アニキィ」って言ってる気がしました。[ー、]
by gyou-ten
| 2005-10-28 07:02
| 仰天、な思いつき
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