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鼻息男って?
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マーク・トウェインの「王子と乞食」は、
人が外見だけで判断されてしまう世の中の話(たぶん)。 この歌の王子様は、ちっとも本題に入れない王子様。 だから王子と姫は、笑ってばかり、ふざけてばかり、だ。 よごれた顔でこんにちは よごれた顔でこんにちは …君、元気かい? 君の部屋の窓から僕が入り込むのさ …いつものように よごれた顔でごめんね、遊び疲れて来たんだ ほこり風が吹いてたし、汗びっしょりなのさ 君は笑ってばっかり、僕らはふざけてばっかり 汚れた顔でこんにちは …とても気持いいのさ 夕焼けの窓の向うから僕はやって来たんだぜ …王子様みたいに (間奏) 君は笑ってばっかり、僕らはふざけてばっかり よごれた顔でごめんね、僕は…気にしなくていいのさ ここに居させておくれよ、君を見てるだけでいいのさ …君を見てるだけでいいのさ 優しい姫 ほこり風の吹いた、ある暑かった日の夕方、 主人公はあの娘の部屋へやってくる。 いま来たところなのだろう。 こんにちはって言っている。 部屋の主は外出中じゃなかった。 確かに、王子様が恋しい姫の部屋に忍び込むのは、 窓からと決まっている。 まだ王も王妃も認めていないから、玄関からは入れない。 まだ、ゆるされてないから。 彼も、いつも、窓から入る。 留守じゃないのに、窓から。 玄関を確かめもしないうちに窓へ。 姫は怒らない。 見つかって、「まぁ、どうしたの」って呆れられて、 王子様だからと言い訳をし、笑ってもらって、 よごれた顔でごめんねって言ったんだろう。 ほこり風が吹いている中を汗かいて歩けば、 そりゃぁ顔もよごれるだろう。 でも、それはどうでもいいことで、 そんなどうでもいいことが二人の会話の始まり。 甘える王子 王子は、自分を気にしないでくれという。 姫をみているだけで満足だという。 気にするなという方が無理だろう。 まるで居ないかのように振舞ってほしいと言いたいわけじゃない。 自分の姿を消して、姫を観察したいわけじゃない。 いやいや。 それ以上を望まないと言っている。 手を出したりはしないと言っている。 (姫の部屋が内風呂なら)風呂に入りたいとか、 飯が食いたいとか、 泊めてくれとか 一緒に寝ようとか…。 そんなことは言わない、と言っている。 いやいや。 ホントウは言いたい。 だって、夕方になってから来ていて、 顔はよごれているし汗びっしょりで、遊び疲れてて、 しかも、もうすぐ帰るというようなことはまったく匂わせない。 ヒトコトも言ってない。 よごれた顔でごめんね。 お腹を空かせていてごめんね。 行く所がなくてごめんね。 甘える王子さま。 優しいお姫さま。 乞食に身をやつした王子様を愛するお姫様には、 突然の贈りものを受けとる時がきっと来る。 そう願いたい。[ー、] [忌野清志郎][RCサクセション][よごれた顔でこんにちは] [Golden★Best -Universal Edition-] [Best Of The Rc Succession 1970-1980] [スクリーミング・レビュー (DVD)] 【忌野清志郎さんのもろもろ】
by gyou-ten
| 2005-11-14 08:02
| 忌野清志郎
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